心不全

目次
その症状もしかしたら心不全?
心不全とは病気の名前ではなく、なんらかの理由で心臓のポンプとしての機能が障害され呼吸困難、倦怠感、浮腫などが生じる「病態」です。
心不全の症状
典型的な例としては息切れ、呼吸苦、全身倦怠感、浮腫など
心不全の要因
心不全になる原因は一つではありません。
狭心症や心筋梗塞、不整脈などが原因になる場合もありますし、先天的なもの(心筋症、弁脈症)や腎不全、貧血、感染症、膠原病など様々な理由で引き起こされる可能性がありま す。
心不全の検査・治療
胸部レントゲンや心エコー、採血など様々な角度からアプローチし原因を調べていきます。
薬物療法
幸運なことに近年は心不全の治療に適した内服薬がたくさん開発されています。ARNI、ミネラルコイドコイド拮抗薬、βブロッカー、SGLT2阻害薬(以上の4つを総じて「ファンタスティックフォー」と呼びます)、Ace阻害薬、ARB、利尿剤などを使用して治療し、症状の改善、安定化を行います。投与薬剤の選択や用量には、個々の患者の病態において異なり、専門的な知識・経験が必要となります。
外科的治療法
原因が心臓弁膜症、心筋梗塞や不整脈であった場合、薬物治療だけでは不充分な場合があります。
そういう場合には、カテーテル治療や外科治療が必要となります。